2007/08/16 (Thu) 我流メイキング

今日で終わると思われた黒猫便のバイト。
マネージャーの魔の手によってしっかりと延長されておりました。
あ、あんた一体どれだけ自分をこき使う気ですか……？

……と言うのは冗談でして。正確には気が済むまで居てもいいみたいです。
なので次のバイト見付かるまでの繋ぎと言う事でしばらく居ようと思います。
流石にあの安月給且つ保険無しの職場にずっと居ると言うのはお財布に優しくないので。

人間関係は今まで働いた職場の中で一番暖かいところでしたけれどね。
ババ様の家での畑仕事と、金魚屋のおっちゃんトコでの手伝いを除いて。
……仕事じゃねーだろというツッコミはスルーします。


保険、税金、ネット代、ニューパソ子代含む私生活費もとい小遣い。
今は免除してもらっている携帯代に、教習所での学費ローン（拝借先は母上）
今は保留中な作戦だけど学費もちょっとくらい溜めておきたい。

……現実って本当に金ばっかですよね。嫌になります。
しかもここらは田舎過ぎてバイトしようにも少し遠出しないと仕事先ないし……orz


まあ、しばらく居る事が出来そうなので、四日ほど休暇貰ってきました。
なので明日16日より19日までババ様の家とジジ様の家を往復してまいります。

明日はババ様の家で畑仕事と閃光……じゃない、線香あげに。
明後日はジジ様の家で灯篭流しもとい花火大会に。
んで明々後日はババ様の家にまた戻ってまた畑仕事に。

……これって休日と言うのだろうか……




あ、そうそう、この前の線画。もとい閑凪の兄貴設定キャラの着色終了しました。
なので、言ってた通りお披露目をしましょうかね。

……ついでに今現在のオリキャラ作成法と着色も書いておこう。後々のために。

えーと、前回の線画は此方でしたね。
では之より自分流オリキャラメイキングを書き記します。
後に変わってたりすると面白かったりするしね。


……要するに単に自己満足のためです。









では、まずオリキャラを思いつくまで。
今現在確定しているのは閑凪、紅煉、流牙の三人組。それからレイヴン、イリスの二人組メインの「魔道事務所（仮）シリーズ」
それから四体の機人と四人のマスターによる「機人シリーズ」
（↑コレはゼノアのみお披露目済）

自分の作るオリキャラ達は同一の「世界観」の元で作っています。
要するにどんな種族が居るとか魔法の種類とか通貨とか国とか他色々。全体的にファンタジー味強めです。
……まあ、それについては後々語るとしようか。

ぶっちゃけ言っちゃうと夢主達も元を正せばこの「世界観」に則って作っていました。
MAR夢やケロロ夢は現実寄りなので直接「世界観」は関係ないですが、FF7夢に登場している女夢主1のシアの住むパレスティア共和国もこの「世界観」にある国の一つです。

今回は「閑凪の兄を作ろう」と言う事なのである程度閑凪に似せる必要があります。
容姿を似せるか性格を似せるかで迷いましたが、結果は容姿にしました。

この時点で確定されている設定は……
・閑凪の血縁者、実兄である事（つまりファミリーネームはエルヴォート）
・帝国出身の翼人種である事。
・当たり前だけど男である事。
・翼人種なので魔力がある。閑凪の血縁なので属性は風。

こんなトコですね。
翼人種であると言う事は翼の有無も考えるべきですが、翼は出したり引っ込めたり出来るので容姿を考える時点では除外。
まず考えなければならないのは職業と大まかな性格です。職業と性格でどんな服装をしているが決まりますからね。例えば魔術師ならローブと杖。僧侶なら法衣と錫杖。剣士なら剣を持っているように、職業でオーソドックスな装備品って大よそ決まってます。
それに性格が加わる事で更に細かい服装が設定されます。
例えば魔術師だけど性格が活発だったりすると、ローブとは言え動きやすさ重視なものなったり。
剣士でも体力に自信がなければ重たい鎧など着こなせる訳がありません。

ま、自分はこんな感じで決めております。
今回、閑凪の兄は冒険者であると言う事にしようと決めてみました。
前々から兄貴は放浪癖持ちの設定で宙をウロウロしてましたので（爆）

冒険者というのならまず毎日野宿は必須＝厚着した方がいいですね。
いつ街に立ち寄るか分からない職であると言う事は鞄と言うのもあります。
一匹狼なら大きな鞄を持っているというのもアリですが、その内仲間を作っても良いと思えましたので荷物云々は保留。
その内荷物番的な奴を作ろう……と、こうやってどんどん増えるんですよ。ウチの子達って。
ちなみに最初はレイヴン一人だけだったんですよ？　相棒と言う事でイリス作って、トモダチとかあればなあとか思って紅煉作って、紅煉にも仕事仲間とか幼馴染が居るだろうと閑凪と流牙作って……（略）

さ、話を戻しまして。
まず鉛筆もといシャーペン一本でざかざかっと描き表します。

自分がロングコート好きなのでコートにマフラーで厚着させてみました。スカートではない服でヒラヒラしてたりするの大好きです。
でも厚着させ過ぎると北極探検隊かと言いたくなるので中に着ているのはそれとなく少なめに。動きやすいようにブーツに飾りは一切無し。
バランスよくなるように試行錯誤を繰り返します。

細かい部分（模様や持ち物、髪型、名前候補等）はすぐ隣に落書き程度に書き記して置きます。
「世界観」には魔物が徘徊しているので、兄貴の武器は短槍に。冒険者故に大きな武器は避けたほうがいいかと思いましたし、閑凪が大槍使ってますしね。
髪型は縛ろうかどうか迷いましたが、結局やめました。めんどｋ（略）




ある程度形が出来たらボールペンにて線画をおこし、着色に取り掛かります。
ちなみに自分が線画描く時はハイテックの0.25若しくはシグノの0.28という極細使用してます。
ハイテックは特に心配事無いんですが、シグノは乾きがコレでもかっつーくらい遅いので描き終って一時間以上経過してから消しゴムかけます。ちゃんと乾いていないうちに消しゴムかけるとインクが移ってしまうので。

んで、本当なら着色にコピックとか色鉛筆とか言うトコなんでしょうが、自分は100均にて購入した水彩ペンを使用してます（爆）
色鉛筆、一応ちゃんとした奴あるんですが、自分基本的に用紙はこれまた100均のルーズリーフ使用してますので。
色ペン着色ならルーズリーフでも構わないんですが、色鉛筆着色の場合ルーズリーフはちょっとノリ具合（？）が嫌なので、スケッチブックとかの方に使用します。

でも今回はやりやすい方と言う事で色ペンを。

今ではダイ●ーにて辛うじて売っている程度ですが、「絵手紙ツイン筆ペン」ってのを使用してます。角張ったペン先よりも細い若しくは筆の方が自分にとって描きやすいのでかなり重宝してます。
でもやっぱり100均は100均。色にレパートリーがないのでその辺は別の水彩ペンにて代用。自分は姉御より頂いたジグのクリーンカラー60色にて補強しとります（笑）


着色と言っても今し方出来たばかりのキャラにいきなり色が浮かぶ訳でも無し。
いきなり色つけて失敗したらその線画自体駄目になるし、たった一枚の線画を色が決まるまで何度も描くのはこの上なく面倒なので、線画を何枚もコピーしてそれに試し塗りを施します。
本当はコンビニとかに行ってキチンとした紙にコピーするべきなんでしょうが、そんな金叩いてまで着色したくないのでウチにある物で代用します。

その名も　フ　ァ　ッ　ク　ス　。

ただ、ファックスの用紙は耐熱紙なので、色合いにかなりの差が出ます。放っておくと色変わってくるし。
なのでファックス用紙に描いたのよりも遥かに色が濃くなる事を想定して着色します。

沢山の兄貴達（笑）

とりあえず髪色と目の色は閑凪の兄貴なので緑の髪に金眼で決まり。
最初は閑凪と同じく服も緑で占めようかと思いましたが、冒険者らしい服装って言うと自分的に茶色っぽいイメージあったので茶色いコート（多分革製？）になりました。
試し塗りでキチンと塗るとインクが勿体無いので大胆且つ大雑把に塗りたくります。











そして此方の色に決定。

全体的に見て眼に優しくない配色部分が無いかどうかをチェックします。
ただでさえ眼精疲労になりやすいのに、描く度に痛い思いするのは嫌なので落ち着いた配色になるよう心掛けています。
なので原色や反対色はなるべく避けていますが、たまーに反対色は使ってます（イリスの服装とか）

模様とかでゴチャゴチャした服なら反対色もいいかもしれませんが、自分が想像するキャラはシンプルな服装なので落ち着いた感じにします。

……ぶっちゃけ、模様があまり思いつかないとも言う。
これでも古式正装とか民族衣装の図鑑や本見て多少勉強しましたけどねー。





はい、線画に着色しました。軽ーく塗っただけでこんなに濃くなります。
耐熱紙がどれだけインクを弾くのかが分かります。


んで、ここで完成！……と言っても構わないといえば構わないんですが、塗りムラが酷く目立ってます。
これがコピックならもーちょっと少ないと思いますよ。これぞ100均ペンの汚点。
……なので、これより塗りムラを消す作業に入ります。








用意するのは同色のペンにティッシュです。
パソ絵（CGやオエビ類）で耳にする「乗算レイヤ」を知っている方なら分かるんじゃないかと思いますが、同色を重ねる事で色は濃くなります。「焼き込み」とも言うかもしれませんね。
つまり塗りムラ＝着色中にもう一度塗ってしまったところを指しています。

塗りムラを消すにはどうすればいいか？
簡単です。一度しか塗っていないところのみもう一度塗ればいいんです。

……とはいえ、そんなの出来ればいいモンです。
塗っている以上、ミリ単位でも重なってしまうものなのだから実際には無理に等しいです。
なので塗りムラを誤魔化すついでに影を付けちゃいましょう。

影のある所は何度も重ね塗り。影の無い明るくなる部分はちょこっとずつ塗ります。
重ね塗りする以上、色が濃くなってしまうのは避けられませんので、試し塗りの時に線画と同じ紙（自分の場合ルーズリーフ）で重ね続けるとどれだけ濃くなるのかを確認しておく事をお勧めします。
インクが多過ぎると滲んだり新たな塗りムラの元となってしまうのでちょっと塗ったらすぐにティッシュで押さえつけるように吸い取ると言うのを繰り返します。
この時、決して擦ってはいけません。擦ると色が他の場所へ移ります。
ずっと同じティッシュを使っていると色移りの原因となるので、ある程度汚くなったら新しいティッシュに交換してまた吸い取ります。

そして此方が補修後。

上のと比べて随分ムラがなくなった気がしません？
……大分濃いですが（爆）

後はミリ単位でムラがあるんですが、自分の場合目立つ程差があるところを修正するくらいで後は放っときます。
自分の使ってるペンは乾くとほんのり色が明るくなるので丁度よくなってたりします。









普段は面倒なのでやりませんが、ハイライトも入れてみましょうかね。
要するに白で光を入れると言う事ですが、コピックの場合はアクリルガッシュ（白）使うとか聞きますね。
でも、コレは自分流。如何に安く済ませるかというのが掛っています。

なので、またまたまた100均。　修　正　液　を使用。自分はトコトン安値で済ませます。
人によって色んなところにハイライト入れますが、自分は目と金具部分と宝石系にしか使ってないです。寧ろハイライト入れること自体が珍しい。
今回は目と金具、それから武器とベルトのバックルにハイライト入れました。


更に閑凪独特の髪色である黄緑と緑の二色部分。
自分的にこの配色は気に入っていたので兄貴にも使用。兄貴には顔の両端にかかる部分（もみ上げ？）に二色を。そしてグラデーションを用いてみます。
TOAのルークが毛先に行くほど赤→黄色であるように、もみ上げ部分の髪のみ黄緑→緑にしてみました。
コレの場合、グラデの箇所が少ないので最低でも三色の色があればどうにかなります。

地の色である黄緑。毛先の色である緑。
それからその中間に値する色です。

その色を探すと言うのも大変なんですが、60色ペンの中に丁度良い色がありましたのでそれを使いました。
地色と毛先色とを分けて塗り、その中間辺りを中間色でぼかします。
勿論ここでも塗りムラが生じますが、さっきやったのと同じようにすれば綺麗になります。



はい、完成致しました。ちょっと夜に撮影したんで全体的に暗いですが御了承下さい。
目はまだしも、武器とバックル部分は細か過ぎて見えませんね（爆）
ズームで見ると顔の肌色どうにかしたくなりますが、こればっかりは中間色が無いっつーか肌色が一本しかないと言うか。
色黒にしたいなら塗りつぶせばいいのですがこの兄貴は色白の方にしたいので、肌色で影を付けると言う手に。……まあ、自分の場合基本の肌塗りがそうなんですがね。


とまぁ、こんな感じで一体出来上がりました。
此処から更に詳しい性格や云々をプラスしていくのです。


……ワァオ。随分と長々やってたのォ。
性格云々とかはまた今度にしましょうかね。